東京都調査業協会

探偵コラム

第288回:《探偵》人に相談しづらいことを相談する場所として

探偵という位置づけを、みなさんの中ではどうしているでしょうか?

怪しい組織、裏社会と通じていそう、怖い人がいそう、犯罪まがいのことをしていそうというふうに嫌煙している人もいるかもしれません。

ですが実際は怪しそうに見えても、とてもクリーンです。正規の探偵事務所の場合は、とはなってしまいますが。

正規の探偵事務所と、そうではない探偵事務所の看板を掲げているだけの怪しい所というのは実は存在しています。では何が正規で、何が正規ではないのかというと、わかりやすいのは探偵の届出をしているかどうかです。

コラムでも何度かお伝えしていますが、探偵事務所の看板を掲げるためには、公安に探偵の届出をする必要があります。この届出をすることで、その探偵事務所は公安の目が入っているということです。実際には届出をすると、公安の査察が定期的に入ります。査察をされたときに、探偵事務所に問題があれば営業停止になることもありますし、ペナルティを課せられるので、悪いことをしようにもできません。

そのため、詐欺グループが人を騙そうと思って探偵事務所を作ろうとした場合、公安に届出をすることはないので、届出をしていないということは、問題があると見ていいでしょう。もしくは、探偵業界のことを何も知らずに、遊び半分で探偵事務所の看板を掲げている素人という可能性もありますが。

公安に探偵業の届出をすると、探偵事務所ごとに振られた番号が入った証明書を渡されます。それは、探偵事務所の分かりやすい所に置いておくことが義務付けられていますし、ホームページにも番号を載せることが義務付けられているので、検索をしてホームページを見れば登録しているか、していないかはすぐにわかります。

また、この探偵事務所ごとに振られた番号は、公安のホームページで検索すると、その探偵事務所が何か問題を過去に侵していた場合は、そこに記載されるというシステムもあるので、ホームページに書かれている番号で検索をすることをお勧めします。

さらに安心安全な探偵事務所に相談をしたいという場合は、当協会のような探偵協会に登録をしている探偵事務所を選ぶといいでしょう。

探偵協会は全国にいくつか存在しており、その協会に入るためには厳しい審査があります。過去に一度でも問題を犯していれば協会員になれないなどがあるため、協会に入っている探偵事務所は法に触れるようなことはしていません。

そういった意味で、探偵に悪いイメージを持っている人であれば、探偵協会に入っているかどうかをポイントにして、相談を持ち掛けるのがお勧めです。

探偵協会のホームページには、入会条件なども書かれていますので、そこに反している探偵事務所は協会員になれないということがわかります。

そこで、です。
タイトルにもあるように、人に相談しづらい悩みというのは、生きていれば少なからず出てくるものです。オープンな人も増えてきてはいますし、世の中の常識も変わってきているので、人に相談しづらい悩みは減ったかもしれませんが…。

一般の人の中でよくあるお悩みの代表格としてあるのは、不倫問題です。

芸能人や有名人が不倫をすれば、スキャンダルとして世間は面白おかしく見ることができますが、自分のこととなると面白おかしくは見ることができません。

自分に対する裏切り、家族に対する裏切り、そしてこれまでの日常生活を送れなくなる不安。配偶者の不倫疑惑は、様々な角度から人を不安にさせます。

不倫は裏切り行為というだけではなく、これまでの日常を破壊する行為でもあるため、「もしかして不倫をしているかも…」という状態が長引けば長引くほど、精神的疲労も深くなっていくものです。

精神的な不安を少しでも楽にするために、何でも話ができる友人に話をしたり、カウンセラーに相談をしたり、精神科の先生に相談をしたり、ホットコールのようなところに電話をしたりするのは、ハードルが比較的低いためできるかもしれません。ですが、そういったところで話をすると、これまで一人で抱えていたものを誰かと共有できたということで一瞬は安定するのですが、何も解決をしていないので、不安は再び強くなっていきます。

ですが、探偵だとどうでしょうか?

探偵はカウンセラーではありませんが、人には言えない悩みを抱えている人からの相談を常日頃から聞いているので、対応は適切なものですし、さらに物事に白黒はっきりさせることができます。

不倫に関して言えば、探偵に相談をして、不倫の証拠を探偵が持ってきたら、「不倫の疑い」から「確実な不倫」に変わります。そうなると曖昧な判断ができなくなってしまうでしょう。それが嫌だと思って相談されない方も中に入るのですが、曖昧な状態を放置していても家庭環境はより悪化していくだけです。

探偵の手によって得られた確実な不倫の証拠を手にしたら、それを配偶者に見せて別れるように伝えるのも、離婚を告げて裁判所に証拠を提出するのもできます。つまり、不倫の証拠があれば、全ての主導権はあなた自身にあるということです。

不倫をしている側の方が何を言ってきたとしても、それに従う必要はありません。自分がしたいようにすることができる、というのが一番大きな点とも言えるでしょう。

不倫の証拠が出てきたとしても、自分ではどうしたらいいかが分からないという人も中に入るのですが、それは実物を見る前だからです。探偵から渡される不倫の証拠を見た瞬間に、心を決める人を何人も見てきました。

現実を目の当たりにすると、自分がどうしたいのかは自然と分かるものです。

そして、探偵に依頼をした後には、もう依頼前の不安な気持ちはなくなっているはずです。曖昧にしていた時間がもったいなかったと思うほど、スッキリとした気持ちになるので、依頼をしてよかったと思えるはずです。

これはもちろん、不倫調査だけではなく、人に相談がしづらい他のことでも同じです。

探偵は話を聞くだけではなく、依頼人が知りたいことに対して白黒つける存在ですので、勇気が持てずにずっと曖昧にしていることがあるなら、まずは探偵事務所にメールをしてみてはいかがでしょうか?

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