東京都調査業協会

探偵コラム

第268回:《探偵》子どもの異変に気付けていますか?

間もなく子どもたちは夏休みが始まります。大人にも夏休みがあるものの、子どもに比べると短いものです。

探偵と子どもの話はあまり関係ないように思うかもしれませんが、夏は犯罪に巻き込まれる確率が上がる時期でもあります。

普段は大人が仕事をしている間は学校に行っているので、犯罪に巻き込まれることは少ないのですが、両親が共働きだったり、片親だったりする場合は、子どもだけで過ごす時間が長くなるため、犯罪を意図的に引き起こそうとしている人たちとの接点ができやすくなります。

特に最近は、オンラインゲームやSNS等で知らない大人との接点を持ちやすい傾向にあるため、危険です。

犯罪や詐欺を行っている側も、夏休み期間は借りがしやすい時期だと捉えている集団もあり、様々な手口を使って金品を巻き上げようとしたり、脅しをかけて、子どもたちがしたくないことをさせたりすることもあります。

中には子どもが善悪の判断がついておらず、良いことをしている、お得なことをしていると思って、罪悪感もなく行動をしている場合もあります。

ネットがなかった時代は、子どもが外に出ることで危険があると思われていましたが、今はスマホ、ゲーム機器、パソコンのいずれかがあれば、家の中にいても危険にさらされてしまう可能性があります。

そして、普段は家の中にいることが多かった子どもが、時折外に出かけて、普段とは違う様子で帰って来るなんてこともあるかもしれません。

早い段階で声をかけて何があったのかを聞けば、引き返せることもあるかもしれませんが、親には打ち明けられず、引き返せない子どももいるでしょう。

そんな時に、相談できるのが探偵事務所です。

探偵事務所では、素行調査も行っています。子どもの様子がおかしいと思ったら、探偵に調査をしてもらえば、何があったのかが見えてくるかもしれません。

不倫調査の場合は、探偵に依頼をする前に配偶者に浮気をしているかどうかを聞いてしまうと、浮気をしている側の警戒心が強くなってしまい、探偵が調査をしてもしっぽを出さなくなる可能性もありますが、子どもの素行調査の場合は、先に本人に聞いても問題ありません。

子ども側も、親に心配されているということが伝わるだけで、普段の行動に警戒をしようとは、それほど思わないでしょうし、ましてや親が子どもの素行調査を探偵に依頼するとは思っていないので、調査のしやすさは変わりません。

ですが、自分の子どもが犯罪に手を染めている、犯罪をしている集団に利用されているかもしれない、というのは中々思えないものです。

多少様子がおかしかったとしても、友だちや異性関係で何かあったのか、ぐらいにしか思わないからです。

また、共働きや片親の場合は、自分たちの仕事と生活だけでいっぱいいっぱいになっているため、子どもに目が向いていない可能性もあります。

子どもは大人と違い、ちょっとしたことで足を踏み外しやすいですし、犯罪に関わっていなかったとしても、イジメ問題に関わっている可能性もあります。

イジメの問題も学校内だけではなく、夏休みなどの長期の休みになると、学校外でもイジメが行われる可能性もあります。

イジメに遭っている子を、そのままにしていると、2学期からは学校に行かなくなってしまうという事も……。引きこもりで済めばまだいい方という事もあります。子どものイジメも放置していると、自殺に繋がってしまうこともあるからです。

犯罪に巻き込まれることも問題ですが、イジメ問題も精神と命にかかわることなので、とても問題です。

こうしたイジメ問題も、探偵事務所では調査を引き受けています。

ですので、子どもの様子が何かおかしいと感じたら、犯罪に巻き込まれているか、イジメ問題に巻き込まれているかのどちらかが分からなかったとしても、探偵にご相談ください。探偵は素行調査、イジメ調査とどちらの調査が必要なのかが分からなかったとしても、名前にこだわらずに、子どもに何が起きているのかを調査することができます。

子どもの問題は家庭の問題だから、誰かに相談をするものではない、という風には思わず、相談できるところには相談をしましょう。

もちろん話を聞いてもらうだけのサービスも他にはありますが、こういったことは現状把握が何よりも大事です。そして、放置していても、子どもだけで解決することは難しく、長引けば長引くほど、子どもの精神も命も危うくなるという事を忘れてはいけません。

こんな事、本当に探偵に相談をして何とかなるものなの?と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、探偵ほど現実と向き合うのにふさわしい職業の人はいないでしょう。

また、子どもが犯罪に巻き込まれていることは知っている、イジメに遭っていることは知っている、けれど、どうしたらいいか分からない、という場合も、探偵がお手伝いをすることができます。

探偵は真相を突き止めることも出来ますが、むしろ証拠を集める方が得意です。

イジメに遭っているのであれば、イジメられている証拠を、犯罪に巻き込まれているのであれば、犯罪に巻き込まれている証拠を見つけて、調査報告書としてお渡しいたします。それがあることで、次の行動を取ることができるようになり、イジメや犯罪から子どもを守ることができます。

これから夏休みという、長期の休み期間に入ります。いつもより自由になった子どもたちの心の隙間に入り込んでくる人たちはいるものです。

ご自身が忙しかったとしても、子どもの状態に変化がないかを常に見ていてあげて下さい。ポーカーフェイスな子どもであっても、子どもは子どもです。親であればなおさら、何かあったという事はわかります。

子どもが出している、何かしらのサインを見逃さないように、子どもとの時間もとってみてくださいね。

そして、何かあれば迷わず探偵を頼りましょう。

探偵事務所のホームページにも、子ども関連の調査を受けていると書いている事務所もありますし、書いていない所であっても、相談をすれば引き受けてくれるところもあります。

探偵に相談をするのは、少しハードルが高いと感じるかもしれませんが、子どものためにも勇気を出してみて下さいね。

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