東京都調査業協会

探偵コラム

第225回:趣味の場での不倫が増えてしまう理由

不倫の発生率が高いのは職場と趣味の場です。コロナ禍によって人は仕事をするか、家で過ごすかだけになってしまっていましたが、アフターコロナの時代に入り、趣味の場も再び活性化するようになってきました。

趣味と一言で言っても、様々なものがあります。語学勉強、音楽、ダンス、スポーツ、陶芸などの美術関連、釣り、料理など多岐にわたっています。このほかには、飲むのが好きで、飲み友だちをネット上で集い10人規模、30人規模での飲み会を開く人もいるでしょう。

こういった趣味の場で特徴的なことがあります。例えばその人が行っている趣味が、講師の先生とマンツーマンの場合、生徒側は講師の先生に慕情を持ったり、講師側が遊び人だった場合は講師のほうから生徒側に色目を使ってくることもあります。というように、講師と先生が不倫をするというのはよくある話です。もちろん講師側も、すべての生徒と不倫関係になるわけではないので、不倫関係になった場合は、よほど生徒側の人に魅力的な部分があったのだとは思います。

講師と生徒が不倫関係に陥りやすいのは、普段の生活では出会えない人というのもありますし、マンツーマンの場合は狭い個室の中で、二人きりで過ごす時間が長いからです。生徒側が同じ講師に毎週1回を半年間続けていても、まったく仲良くならないということはないでしょう。どんな人でも仲良くはなれます。仲良くならない場合は、そもそも半年間も続かないはずです。

どんなに勉強目的で通っていても、勉強以外の話もするようになっていますし、場合によっては趣味の場以外の場所でもあっているでしょう。また、音楽、ダンス、スポーツ、美術、釣りなどの場合は、発表会や大会が開催されている可能性もあり、そうしたところでいい成績を残すためにより協力し合うということをするため、親密になる可能性も高くなります。

さらにマンツーマンで生徒が講師に教えてもらっている場合、生徒側は自分が学生の頃のことを思い出す人も多いのが特徴です。人は年齢を重ねれば重ねるほど、人に教えてもらうということが減っていきます。会社での立場がついてくるので、部下や後輩の上に立っていたり、家庭であれば子どもがいたりすると、自分が教えてもらう立場にはなれません。教える側で居続けることは、常に責任が伴っているということです。ですが教わる側には責任はありません。

それに自分が生徒だった頃というのは、自分が子どもだった頃の話です。子どもの頃は、大人に比べると自由で、いい思い出です。とくに40代50代となると、さらに子ども時代というのはいい場面しか思い出せないほどでしょう。そして、子どものころは、大人に見えた先生に憧れを抱く人も多かったはず。

それと同じ現象が、自分が生徒になったときに、講師に対して起こります。ですから、基本的に、講師はどこの場所に行っても、一定の人気が高いのです。講師になっても、まったくモテないという場合は、その人本人に何か決定的な問題があるか、その人本人が徹底して一線を引いているかのどちらかでしょう。

次にグループレッスンをしている場合です。グループレッスンをしている場合、そのグループがすべて同性だった場合と、男女混合だった場合で状況は変わります。もし生徒側が同性だった場合は、異性の講師に人気が集中し、取り合いが始まるでしょう。男子校における女性の保険の先生のような状態です。

ですが男女混合だった場合は、不倫相手の方向性が変わってきます。もちろん、異性の講師に目を向ける人も中にはいますが、それよりも同じ趣味をしている生徒に目が向くのです。趣味の場によっては同年代の人がいることもあれば、年齢層がバラバラなこともあります。ですが趣味の場においては、その人の肩書はまったくもって有効ではありません。そこにいるのは、ただの人です。そのため、会社で出会うのとも違いますし、プライベートで外で出会った場合ともまた違う近い距離で接することができます。

また同じ趣味を持っているというのも、重要な点です。通常の男女の関係であっても、お互いの趣味を聞きあって、同じだと嬉しい気持ちになることもあります。ですが、趣味の場で会っている時点で、同じ趣味なのは明白です。同じ趣味同士はそれだけで好感度上がるので、初めから好感度は高いといえるでしょう。ですので、趣味の場で同じ生徒同士で同じように習っていると、自然と距離も近づいていきます。

さらにそのグループレッスンをしているグループ間の仲がいい場合は、レッスンが終わった後も近くの店でご飯を食べたり、お茶をしたりします。その時に、趣味の話をすることもあれば、自分自身の話をすることもあるでしょう。さらに、グループでお店に入った後、解散したときに、家が同じ方向だった場合、さっきまではグループで話をしていたのに、急に2人きりになる人がいて、電車にも2人で乗っていると、お互いに何か話をしなくてはいけないという気持ちに最初はなりますが、徐々に打ち解けていき、深い関係になることもあります。

またグループレッスンをしていると、その中には必ず1人は誰かを好きになる人が現れ、自ら行動を移す人がいます。そうやって恋愛感情を持ち込んでいる人を見ていると、冷める場合もあるものの、自分もちょっとぐらいはいいのかなという気持ちになる場合もあります。年齢層に幅があるグループレッスンでは、どちらかというと年齢が離れているほうが、そういった関係になりやすいでしょう。普段の生活で走りえなかった年代の人と、対等に話ができるというのは大きな利点です。

このように、趣味の場というのは、不倫に発展する率が高いのが特徴です。グループレッスンの時に夫婦で参加をしていたとしても、魅力的な人であればほかの人からアプローチを受けたりするので、夫婦で参加しているほうが、関係が悪化してしまう可能性もありますので注意が必要です。

配偶者が趣味にいそしんでおり、マンツーマンレッスンや、グループレッスンをしている場に異性がいる場合は注意をしましょう。さらに最近は特に機嫌がいいとなると、一度探偵に相談をしたほうがいいかもしれません。

← <探偵コラム目次へ戻る>


東京都調査業協会 苦情相談窓口

〒101-0032 東京都千代田区
岩本町2-6-12 曙ビル402号
TEL:03-3861-2301(代)

電話0120-109-490メールフォーム