第201回:《探偵》SNSで嫌がらせにあっている時も探偵に相談
探偵というと、イメージとしてはどうしても尾行をしている人というのがあるため、リアルでの調査は得意なものの、ネットでの調査は苦手そうというふうに思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、インターネットが苦手という探偵もいますが、全員が全員そうだというわけではありません。
そもそもパソコンが一般家庭に普及し始めたのは、1990年代後半です。ウインドウズ97のOSから一家に一台という風になり、今ではデバイス(スマホを含む)、1人1台以上となりました。
今は2023年ですので一般的に普及をし始めてから、約30年も経っているわけです。それだけの年月が過ぎれば、楽しいことにも人を陥れることにも使えるようになっています。とくに、インターネットの中は、匿名で何でもできてしまうため、人を陥れようと思えばいくらでもできてしまうという問題もあります。
現在はネット社会になっているため、ネットを悪用した詐欺事件なども多発していますが、もっと身近なところでは、ネットによる嫌がらせやイジメもあり、被害者の数は後を絶ちません。
ネットによる嫌がらせやイジメは、肉体的な被害というよりは精神的な被害が主なため、行政や警察は動きづらいという問題があります。もちろん、サイバーテロというほどに、大掛かりなものであれば警察は動きますが、個人間のものであれば動かないでしょう。ストーカーに対しても、行えることは近所の巡回を念入りにするというぐらいです。ネット上での嫌がらせの場合は、近所を巡回しても意味がありません。つまり、何もできないということです。
ですが今や、ネットによる嫌がらせで精神的に追い詰められて、果てには心を病んだり、命を捨てようとしたりする人も出てきています。実際にそうなってからでは遅いと思いませんか?
ただ、ネット、例えば掲示板やSNSでの嫌がらせは、悪質なものがあるものの、匿名性だということで、本当にその人が主犯格として嫌がらせをしているのかがわからないというところがあります。場合によっては、誰に嫌がらせを受けているのかの検討もついていない場合もあります。
実際に被害を受けている人は、ネット上に書き込まれているものを見て傷つくだけで、どうすることもできないと初めから諦めている人もいれば、相談に乗った身近な人が犯人捜しをしようとする人もいるかもしれません。ですが、匿名性が強いものですので、よほど探し方を熟知している人ではない限り、素人では発信者を特定し、証拠を見つけることは難しいでしょう。
では、実際に嫌がらせを受けたら、どうすればいいのでしょうか?
我慢するしかないのでしょうか?
いいえ、実はこれも探偵に相談をすることで解決できる場合があります。
探偵はインターネットに弱いというイメージが何となくあるかもしれませんが、ネットが一般的に普及してから30年も経てば、探偵だってネットに精通しているタイプの人が出てきます。
全ての探偵がネットに精通しているわけではありませんが、ちゃんとホームページで「SNSトラブルでお困りの方」と書かれているものも存在します。探偵も時代に合わせて変わっていくということです。
ただ、調査力だけはいつの時代の探偵も変わらないので、そこは安心して下さい。
また例え、ホームページに「SNSトラブルでお困りの方」と書かれていなくても、調査可能な場合もありますし、相談をした探偵事務所が引き受けられなくても、SNSトラブルに強い探偵を紹介してくれることもあります。
探偵は、当協会のように様々な探偵が集まって、お互いの情報交換を行っているため、横のつながりもあります。
SNSでの嫌がらせを受けていて、どうしたら良いかわからないという時は、とりあえず探偵に無料相談をしてみてください。電話で話をするだけ、メールで相談をするだけでも初めは大丈夫です。
SNS関連の嫌がらせとして代表的なものは、自分が発信をした言葉に対して誹謗中傷ともいえるような書き込みを毎回してきたり、リツイートやリプライで別の所に張り付けて勝手に加工されたり、勝手に写真を取られてそのまま掲載されたり、アリもしないことを書かれてネットで拡散されたり、などです。
掲示板でいうと、学生であればクラスの裏掲示板が存在し、そこで特定の人を故意に陥れるようなことをしていたり、鍵アカウントで写真加工をしたものを使って人を傷つける行為をしていたり、学生の親であれば、ママ友だけの掲示板やグループだけが書き込めるSNSを使って、嫌がらせをしていることもあります。
ただ、誹謗中傷するようなことを書き込まれたり、無断で写真を載せたりする行為を繰り返しているのであれば、誰がそれをしているのかを調べて、証拠として出すことはできるものの、嫌がらせの方法として、特定の人だけフォローを外したり、鍵アカウントから追い出したり、という類の嫌がらせの場合は、できることはありません。
そういった嫌がらせを受けている場合は、当人も誰からフォローされなくなったかを理解していると思いますし、鍵アカウントから追い出された場合も、誰にそうされたのかを知っていると思います。そのため、誰がしたのかを調査する必要がないからです。もちろん、当人が知らない場所で、誹謗中傷を繰り返されているのであれば、それを見つけることはできますが、誹謗中傷もされず、ただ中に入れないだけでは、第三者からは何とも言えないのです。
この辺りが、インターネットでの嫌がらせの難しいところではあります。出来ることとできないことがありますが、この先もIT関連は進化していくでしょう。そうすると、これまでにない新しいやり方での嫌がらせが発生する可能性はあります。
新しいやり方での嫌がらせは、どこまで行けば犯罪(問題)になるのかというのも、それが普及してしばらく経ってからじゃないと判断ができないというのが現実です。また、当人は傷ついていることでも、それを聞いた人が「それでどうして傷つくのかわからない」という可能性もあります。ITリテラシーが高い人ほど傷つきやすくなっているのかもしれません。
ただ、嫌がらせだと感じて悩んでいるなら、どういう内容であっても一度探偵に相談をしてみてください。何か解決策が出てくるかもしれません。
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