東京都調査業協会

探偵コラム

第119回:《相談》問題を確実に片づけたいときに相談するのは…

悩み事が起きたときに、相談をする場所はたくさんあります。医者、カウンセラー、弁護士、福祉関係、ヒーラー、占い師、各種相談窓口など。

それぞれに用途は違いますが、どれも対象者が自分の場合に役立つものばかりです。自分の心身に問題があって、それを癒したり、気持ちを整理したりさせるためのもの。

確かにそういうものも必要ですが、自分の心身を脅かすものに対しての対応はしてくれません。ただし弁護士は証拠があれば対応をしてくれますが、あくまで「証拠」が必要です。

例えば精神的に追い詰められて、強いストレスを感じた時、カウンセラーにかかったり、相談窓口に行ったり、福祉関係に相談をしたり、中にはヒーラーや占い師に頼ったりする人はいるでしょう。担当してくれた人たちがとても真面目で、自分とも相性が良ければ心のケアがうまくいき、だんだんと心理的に圧迫された状態は解消されるかもしれません。

でも、精神的に追い詰めてきた原因、強いストレスの発症元が何も解決できていないなら、どれだけ心を癒すものがあったとしても、根本的な解決には至りませんよね。

悩み事があって相談をしようと思った時に、一般の人が思いつく相談場所は解決する場所ではなく、心を癒す場所という意識の方が強いのでしょう。問題が他人にあって、被害を受けているのが自分であれば、自分では問題を解決できないと思い込み、被害を受けている心を何とかしようと思うのは当然のことなのかもしれません。

ですが、みなさんは問題を根本的に解決できる相談場所があることを忘れています。それが探偵事務所です。

探偵事務所と言えば、どうしても不倫を怪しんでいて、かつ別れることを前提とした場合に相談に行く場所というイメージがありますが、そうとは限りません。

例えば不倫問題だとしても、調査の結果不倫をしていることが確定しても別れない夫婦もいます。別れないのだったら、調査をする必要はないと思うかもしれませんが(離婚裁判などで使う確実な証拠を見つける必要がないので)、そんなことはありません。

想像してみてください。

夫、もしくは妻が不倫をしているかもしれない。と疑っている状態で悶々としている毎日を続けていると、自分の精神が不安定になっていくとは思いませんか?でも、はっきりとさせたところで、何か未来が変わるわけでもない…と思って行動できず、さらに心労が溜まっていく。これは負のスパイラルに陥っている状態です。

ここで、探偵に相談をすることができれば、これまでとは違った未来を想像することができます。

探偵に相談をして不倫の証拠をつかんでもらいます。不倫をしているのかしていないのかという状況よりは、この時点でも少し気持ちが楽になる人もいるでしょう。ただ、夫もしくは妻が不倫をしていることが確定しているので、別れるのか別れないのかの選択を再度することになります。

仮にそれでも別れたくないという結論が出た場合には、不倫の証拠を相手に突きつけることで、相手から別れを切り出される可能性もあるので覚悟をする必要はあります。ですが、間違えてはいけないのが、悪いのは自分ではないということです。たまに、別れる覚悟ができていないなら、やっぱり証拠なんて見つけなければよかったと思ってしまう人もいるのですが、その感覚も間違っています。

悶々としている毎日は、確実に神経をすり減らしていきますし、放置していれば精神異常をきたす可能性も。夫や妻があなたを裏切って不倫をした上に、あなたに精神を麻痺させている、この状況で相手をかばうところはどこにも見当たりません。相手のことがどんなに好きであっても、許してはいけないところです。

また、不倫は放置していることで勝手に解決するものではなく、場合によっては、夫または妻が不倫相手と子どもを作ったり、気持ちが完全にそちらに向いてしまい、離婚を切り出されたりする可能性もあります。しかも、向こうは不倫していることを知られていないと思っているので、円満な離婚を切り出してくるでしょう。

ですが不倫の証拠があれば、別れる気がなくても有効活用をすることができます。証拠を突き付けて、不倫相手との手を切るように伝えればいいのです。もともと、夫婦は契約を結んでいる状態ですので、不貞は契約違反にあたります。証拠を突き付けても別れないのであれば、不倫相手に慰謝料を請求することも可能です。慰謝料を請求してもなお別れないということはほとんどの場合ありません。

夫もしくは妻が情に訴えてきても、こちらも精神的被害と不貞という契約違反をされているのですから、応じる必要もありませんし、悪いと思う必要もありません。

離婚をしないことで、夫もしくは妻は従順になることもありますし、これから先の家庭生活があなたにとって楽なものになる可能性もあります。

精神的に病みそうだと感じていたものも、カウンセラーの手にかからずとも、探偵に相談をしただけで解決できることはあるのです。

もちろん、離婚を前提に考えていた場合でも、探偵は確実な証拠を取ってきてくれますので、離婚裁判で証拠を提出し、夫もしくは妻にも慰謝料を請求することは可能です。

不倫の話ばかりをしてきましたが、人が精神的苦痛に追いやられるのは、不倫だけではないですよね。例えば近所トラブルや、学校内などのイジメ、ママ友でのイジメ、嫁姑問題、DV問題など。これらの問題が起きたときにも、やはり人はカウンセラーや相談窓口に行く方が多いのですが、それだけでは解決はできません。

不倫以外であっても、探偵は証拠集めのプロですので、相談に乗ることができます。また、確実な証拠をどう使えば効果的に、相談者の精神的苦痛を和らげることができるのかも知っていますので、証拠の遣い方がわからない人は、それも併せて相談してみてください。

探偵のモットーは、相談者の精神的苦痛を和らげて、問題を確実に解決させることです。精神的苦痛の元となっているものは、どういったものでも放置していても良いことはありませんし、自分だけが我慢すればいいなんて考える必要もありません。自分が被害に遭っている側だということを理解して、探偵に相談をしに来てくださいね。

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