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    2016-04-13

    世界遺産として有名な京都の仁和寺が運営する宿坊の元料理長の男性58歳が、過酷な長時間労働で抑うつ状態になったとして、仁和寺に約4700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12日、京都地裁でありました。堀内照美裁判長は「極めて過酷ともいうべき長時間労働を強いており、労働時間規制を軽視する態度は顕著」として、仁和寺に約4253万円の支払いを命じたとのことです。男性は月200時間以上の残業や349日連続勤務もあり、「抑うつ神経症」と診断されて仕事を休むようになったそうです。男性は判決後の会見で「これまで仁和寺から謝罪は一切無く、誠意のなさにショックを受けている」と語っています。

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