2025-01-14

    探偵に依頼をした方がいいような悩みを抱えてしまった時、探偵が信用できるのかという点も大事ですが、調査料がいくらになるのかということも大事ですよね。

     

    10万円でも100万円でも、いくらでもかまわないという人は、中々いないと思います。

     

    ですが、探偵業界のことを知らない人がほとんどの中で、悩みを抱えているためにいつもよりも視野が狭くなっていたり、考えがまとまりにくくなっています。そんな時に、どうすればより安く探偵に調査を依頼することができるのか、という事はあまり考えないのではないでしょうか?

     

    もちろん、依頼する側としては安い方が良いと思っている人は多いので、安く依頼することのできる探偵事務所を探すということはするかもしれません。ですが、自分の行動一つで調査料金が変わるかもしれないということを考える人は、あまりいないように思います。

     

    探偵事務所は調査の依頼を受けると、まず見積もりをしてくれますが、その見積もりは、依頼人の話を聞いてから作ります。つまり、浮気調査ならいくら、行方調査ならいくら、というふうに○○調査なら一律いくらという風に決まっているわけではないという事です。

     

    これはオプションをつけたり、つけなかったりするから金額が変わるというわけではありません。一つの依頼ごとに、探偵側がすることや、調査の時間が違うからです。

     

    例えば浮気調査なら2人体制で4時間尾行して証拠をつかめるから〇〇円。という風にはいきません。もちろん、4時間の尾行で証拠をつかめる場合もありますが、つかめない場合もあります。その判断は、依頼人から聞いた話で行っています。

     

    探偵の尾行は小説などの物語の尾行とは違うので、尾行をしたからといって、必ずしも対象者が、こちらが欲しいと思っている証拠を見せてくれるとは限りません。そのため、対象者の情報もある程度事前に知っておく必要があります。

     

    例えば浮気調査・不倫調査の場合、対象者がいつ不倫をするのかを、依頼人が知っている場合と知らない場合とでは、探偵の稼働時間が変わるため、調査料金にも変動が出ます。

     

    例えば対象者が毎週水曜日はノー残業デーのため、夜の時間を自由に使いたいからという理由で遅く帰って来るものの、帰ってきた時の対象者の服に異性の香水が付いていたなど、分かりやすい状況にいた場合、対象者はいつも水曜日に不倫をしていると予想することができます。

     

    さらに、不倫相手もおそらく同じ会社の人で部下だという事までわかっていれば、探偵は対象者が誰と会っている時に気を付けて尾行をすればいいのかがわかるので、不倫の証拠も取りやすく、調査時間も短くすみます。

     

    ですがもし、対象者がいつ不倫をしているのかが分からず、不倫相手も全く見当がついていない場合はどうでしょう。探偵が知っているのは対象者だけです。もちろんこの状態であっても、探偵は調査を重ねて、対象者が不倫をしているのであれば不倫の証拠を取ってくることは出来ますが、いつ不倫をしているのかを知っていて不倫相手も知っているケースとは違い時間がかかってしまうのは、しかたありません。

     

    こういうようなことを、探偵は依頼人から話を聞いた時に想定して、見積金額を出しています。そのため、同じ不倫調査で、同じ探偵事務所だったとしても、AさんとBさんに対しての見積金額に違いが出てくるというわけです。

     

    じゃあ、少しでも探偵の調査時間が短くなるように、依頼人自身が頑張って、ある程度のことを調べておいた方がいいのか、というと、必ずしもそうではありません。

     

    対象者の普段の行動パターンから、何曜日に不倫をしているとか、こういったケースの時に不倫をしているというのを、一緒に生活をしている中で考えるだけであれば問題はないのですが、対象者を自分で尾行をしてみて不倫をしている日を探そうとしたり、疑り深い目で対象者を見るようになると、対象者が依頼人に対して不倫がバレそうになっていると思い、不倫相手との密会を警戒したり、会う日のパターンを変えたり、疑いが消えるまで会うのを控えたりするようになります。

     

    そうなった後で探偵に依頼に来ると、対象者の尾行が難しくなったり、そもそも対象者が不倫相手と会わないために証拠を掴めなかったりするので、本来なら1回の調査ですんでいたのが、2回、3回と必要になり、調査費用がかさんでしまうというケースもあるためです。

     

    事前情報は多いにこしたことはないのですが、情報を得るために無茶をすると、余計に調査がしづらくなるということも知っておく必要はあります。普段の何気ない行動の中で分かる範囲で調べるのがベストといえるでしょう。

     

    またたまに依頼人が知っている情報をあえて探偵には伝えないという場合もあります。探偵ならそれぐらいのこと、自分で調べてよと思っているケースです。もちろん、依頼人が知っている情報を教えてもらえなくても、探偵は調査をすることができますが、調査をする範囲が広がったり、調査をする時間が長くなったりしてしまうので、調査料金がかさんでしまいます。

     

    そのことを分かった上での行動であれば、特にいうことはありませんが、そのことを分かっておらず、ただ探偵を試したいというだけなのであれば、もったいないことをしています。探偵はなるべく多くの調査料金が欲しいと思って仕事をしているわけではなく、困っている人のためにできることをしたいと思って仕事をしているからです。

     

    ただ、どんな情報があれば探偵が調査しやすくなるのかが具体的に分からずに、知っている情報を言えていないだけなのであれば、それは探偵に相談をする時に聞いてみて下さい。そうすれば、探偵側も「こういうことを知っていますか?」ということを聞いてくれるので、お互いに損のない状態で調査の依頼ができるはずです。

     

    依頼人側としても、ちょっとでも高い金額で調査の依頼をしたいという希望を持っている人はいないと思うので、探偵が調査がしやすいように知っていることは全部話しをしましょう。探偵への調査も探偵との信頼関係があった方が、依頼人も欲しいと思っている情報を早く手に入れることができるはずですよ。

     

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