2024-01-16

    このコラムにたどり着いたということは、少なからず探偵に相談をしたいと思ったからではないでしょうか。もちろん、中にはミステリーマニアの方もいるかもしれませんが、ちょっと日常生活の中で気になることがあったからこそ、探偵というキーワードを入力して検査をかけたのだと思います。

     

    ですが、今一歩探偵に相談をすることができない、という人もいるでしょう。それはなぜでしょうか?

     

    探偵に相談をするには勇気がいると思っている人もいますが、探偵に相談をするのに勇気はいりません。探偵は相談者の味方だからです。相談したいこと、話したいことを親身になって聞き、悩み事を解決するためにはどうしたら良いのかの提案をさせていただきます。

     

    探偵は物語の中によく出てくる職業で、現実世界にはなじまない職業という風に思われていますが、そうではありません。例えば、総合商社勤め、IT企業勤め、広告代理店勤め、飲食店勤め、銀行勤め、探偵社勤めというふうに、探偵もそんな業界の一つです。そう思ったら、探偵社に連絡をするのに勇気は必要ないと思いませんか?

     

    ただ探偵業界の場合、外に出ている情報が少ないと思われがちですが、よくよく考えてみると他の業界も、実際何をしているのかは分からないということがほとんどではないでしょうか? その業界にいるから知っている、その業界と関わったことがあるから知っている程度のはずです。1日のスケジュールを全部把握している業界があるとすれば、関係者だけ。それなのに探偵だけ身構えてしまうのは、物語のイメージが強いからかもしれません。

     

    他の職業に比べて、探偵だけ特別な職業に思えてしまうのは、探偵が秘密主義というだけではなく、世間一般に植え込まれているイメージのせいです。よく、探偵事務所が実在するのかさえ怪しいと言う方もいます。ですが、探偵を意識して街を見回してみると、探偵事務所は堂々と「探偵」という言葉を書いた看板を事務所の前に出していたり、街中にポスターを貼っていたりします。街の中で探偵社を見つけられないのは、その人が探偵に意識を向けていないからというだけなのです。

     

    そう思うと、「探偵」が怖い存在ではなくなってきたのではないでしょうか。また探偵社も、他の職業と同じく会社として何名もの探偵を抱えた探偵事務所もあれば、個人で行っている探偵事務所もあります。

     

    大きなところと小さなところ、どちらがいいのか、というのは依頼をする側の人が安心する方を選ぶといいでしょう。大人数で探偵事務所をしているところの方が安心という人もいれば、大人数で探偵事務所をしているところは規則ばかりを重視して小回りが利かなそうと思う人もいるからです。なので、大人数、個人で行っているというのは関係なく、依頼しやすい方に依頼をするのが一番です。

     

    次に探偵に依頼をするときにちゅうちょするのが、調査費用ではないでしょうか。探偵が怖いというよりも、調査費用をいくらと言ってくるのかがわからないから怖い、と思っている人もいるかと思います。

     

    最近では、浮気調査ならこれぐらい、素行調査ならこれぐらいというふうに、おおよその目安の金額を探偵事務所のホームページに書いているところが増えてきました。そちらを参考にしてみるといいかもしれません。しかし、探偵の調査というのは、それぞれの依頼人に合わせてカスタマイズしていくので、金額は変動します。探偵側で調べることが多かったり、尾行に費やす時間が長かったり、遠い場所に行かなくてはならなかったりすると、金額はどうしても上がってしまうからです。

     

    探偵の調査方法は公表できませんが、相談に来ていただいた方には、どういったことをするので、これくらいの金額になりますということは伝えております。また、探偵に相談をしに行ったら、いきなり高い金額を吹っ掛けられて、払わなければいけないと思っている人も一部いらっしゃるのですが、そんなことはありません。

     

    なぜなら調査費用は契約前にお伝えするからです。依頼人から詳しい話を聞き、話を聞いた探偵は、どの程度の調査が必要かを判断し、依頼人に金額を提示します。依頼人側はその金額を聞いてから、契約をするかしないかを決めることができるようになっています。そのため、高いと思ったら契約をしなければいいですし、他の探偵社にも行って見積もりを出してもらい、どちらがいいのかを判断するというのでもいいでしょう。

     

    ただ注意しなければいけないのは、最初に探偵が出してくる見積金額が満額ではないということです。調査前は、これぐらいの調査で問題ないだろうと思っていても、プラスで調査が必要になってくることもあります。その場合は、金額が増えますがプラスで調査をしますかと探偵側から聞いてきてくれるので安心してください。その他には、経費がプラスされます。

     

    例えば、尾行をしているときに、対象者がタクシーを使ったので、探偵もタクシーを使った場合や、高級な飲食店に入ったので、同じように入った場合など、事前に予測できない出費も、最後に清算をするときにプラスされます。ただこれも、契約前に探偵が説明をしていますので、話を聞いていれば問題はないでしょう。

     

    調査費用に関しては、依頼人側が持っている情報が初めから多ければ多いほど、安くなる傾向があります。そのため、調査費用を少しでも下げたいと思うなら、対象者にばれない程度に、ご自身でも調べておく方がいいでしょう。ただご自身で調べすぎて、対象者に怪しまれてしまうと、その後の調査もしづらくなるので、適度が大事です。

     

    ここまでの心構えと準備ができていれば、探偵に相談もしやすいのではないでしょうか。もちろん、探偵事務所に足を踏み入れなれている人なんていません。最初は緊張してしまうかもしれませんが、探偵側も緊張をしている相談者を何十人、何百人と見てきていますので、安心してもらえるように努めています。

     

    探偵に相談したいことがある、一人では解決できない問題を抱えている、そんな場合はお気軽に探偵事務所に連絡をしてみてください。契約をするまでは、費用は一切かかりません。どうしようかな、と悩むぐらいなら一歩踏み出した方がいいですよ。

     

    東京都調査業協会

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