2023-06-20

    浮気や不倫はしてはいけないもの、ということは小学生から知っています。下手をすると、幼稚園児でさえ知っていることかもしれません。

     

    ですがどうしてダメなのでしょうか。

     

    恋愛は自由です。誰と誰が恋をしてもとがめられることはありません。「身分」という階級が残っている国では、身分が相応でないと恋をしてはいけないと言われてしまうことはありますが。

     

    今の日本でも資産家の場合は「家柄」を重視していたり、政略結婚が残っていたりします。ただ、それは「結婚」であって、「恋愛」ではありません。つまり、結婚は自由ではないものの、恋愛は自由という逃げ道がある状態です。

     

    そもそも結婚とは、なんなのでしょうか。恋愛の先にあるのが結婚だと捉えている人もいれば、結婚はビジネスだと捉えている人もいますし、結婚は条件だと捉えている人もいます。

     

    恋愛は好き嫌いの判断でできますが、結婚は打算や妥協が絡むものだからこそ、不倫がなくならないのでしょうか。

     

    一部、そういう側面もあると思いますが、恋愛だけの状態のはずの「恋人同士」でも浮気はあります。

     

    浮気の定義が何なのかはその恋人同士によって違いがあるとは思いますが、恋人同士以外の人と肉体関係を持てば、100%浮気でしょう。相手が素人ではなかったとしても。(一部、お金を払って肉体関係を持っている場合は浮気ではないとしている人もいますが)

     

    しかし恋人同士の際に、どちらかが浮気をしたからと言って、裁くことはできません。当人同士で、ケンカになったり、別れたりすることはありますが、それだけで終わります。

     

    ただ好き同士だから恋人になっているにもかかわらず、浮気をする人は一定人数いるため、浮気をする人は恋愛以外のものを求めていると考えた方がいいのかもしれません。

     

    男性は浮気をするものだという言葉で、男性の浮気を肯定しているところもありますが、全ての男性が浮気をしているわけではありませんし、女性が浮気をしないとも限りません。恋人同士の場合でも、ちょっとしたことで恋人以外の人と肉体関係を持つこともあります。

     

    恋人同士でケンカをしている、すれ違っているというような原因があることがほとんどです。一部、元から1人には絞れないタイプの貞操観念が狂っている人も存在はしていますが。

     

    貞操観念が狂っている人の場合、自分で同時進行でたくさんの人と常に肉体関係を持ってしまうということを理解しているので、恋人は作らず、セフレだけという人もいるでしょう。しかし皮肉なことに、肉体関係を持っている人が多い人ほど色気が出やすくなるため、異性からの人気が高まる傾向にあります。そのため他の人と関係を持っててもいいから、恋人になってほしいと告白されることもあるでしょう。

     

    また、元々は堅物でモテなかった人が、運命的な出会いをして恋に落ち、恋人になり、肉体関係を持った途端、これまでモテなかったのが嘘のように他の異性からも言い寄られるようになることもあります。異性に免疫のない元堅物は、流されて浮気をしてしまう場合もあるでしょう。

     

    話がそれましたが、結婚の話に戻しましょう。

     

    恋愛の場合は、他の人と肉体関係を持っても浮気と言われるだけで、法的な罰はありません。しかし、結婚の場合は別です。姦通罪というものが存在し、結婚をすると、夫も妻も自分の貞操を守らなければいけない義務が発生します。つまり、国として罰を設定しているということです。

     

    どうして結婚の場合には、そんなものがあるのかと言うと、一番は子どもの存在でしょう。恋人同士では、基本子どもはいません。子どもができた場合は、そこから二人の間で結婚をしようという話になることがほとんどだからです。

     

    つまり、結婚=子どもができる(もしくは子どもがいる)ということになります。もし、結婚をしても、恋人同士のような「浮気はダメよ」と口頭で言うぐらいのレベルであれば、みんながもっと気軽に浮気をしてしまうかもしれません。浮気をしたところで、相手に怒られるぐらいなら、他の人と関係を積極的に持った方がいいと思っている人がいるからです。もしそうなった場合、どうなるでしょうか。

     

    「妊娠した」

    ということが発覚した場合、それは誰の子どもでしょうか?

     

    子どもを妊娠するのは女性なので、女性が妊娠の可能性がある時期に肉体関係を持った人です。でもそれは本当に、夫でしょうか?

     

    そして、夫側も色々な女性と肉体関係を持っていた場合、自分の子どもがどこかにいる可能性も出てきます。

     

    それを少しでも抑えるために、姦通罪というものができたとも言われています。

     

    今では、姦通罪というものがあることによって、不倫をされた場合は、慰謝料をしっかり取るためのものとしか効果は発揮されていません。

     

    とはいえ、浮気と不倫であれば、不倫の数の方が少ないイメージがあります。浮気は気軽にできますが、不倫は気軽にできるものではありません。浮気よりもリスクのあるものだからです。

     

    それを理解している人が、どれだけいるのか、といえば疑問は残りますが、不倫をしてバレたら慰謝料を支払わなければいけないのか、ということが頭の中にあれば、多少は不倫を抑制するものにはなっているでしょう。

     

    不倫をするにはお金がかかるからです。

     

    ですが、結婚をしていない状態で浮気を繰り返していた人が、結婚をしたからと言って不倫をしなくなるということはありません。浮気をする人は不倫をしますし、不倫をする人は浮気をするのです。

     

    学生時代からモテてきた人も、モテなかった人も、環境が揃っても不倫という誘惑を乗り越えて、配偶者一筋で生きていく。そういう人が多ければ、探偵事務所だってもう少し減っていくでしょう。ですが、探偵事務所は増えているということは……。

     

    浮気や不倫は、してはいけないものと誰もが認識をしているにもかかわらず、してしまうのは貞操観念が緩いからとしか言えません。そして、好きという気持ちや、家族を守らなければという気持ちが初めはあっても、長続きしないという現実があります。

     

    人はどこまで行っても、自分に甘い存在です。完全に自分を律している人がいるとすれば、他の何かで気を紛らわせているのでしょう。

     

    最近の配偶者の様子が何かおかしいと思ったら、いつでもご相談くださいね。

     

    東京都調査業協会

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