2020-11-23
第134回:《相談》あの人の行動がおかしいと思った時の探偵への浮気調査の依頼の方法
あの人に限って浮気なんて考えられないと思っていても、以前と違う行動をとられると、ちょっと気になるというのが夫婦ですよね。実際浮気をしている人の割合は、男性で約35パーセントほど、女性で約20パーセントほどと言われており、男性は3人に1人、女性は5人に1人が浮気をしていることになります。
また、この割合は、アンケートで「浮気をしたことがある」と答えた人なので、アンケートでも身バレが怖いと思って、浮気をしたことがあっても浮気をしたことがないと言っている人もいれば、風俗、キャバクラ、ホストは浮気に入らないと考えている人や、一夜限りの浮気は浮気に含まれないと思っている人もいるかもしれません。そう思うと、かなりの確率で浮気をしている人がいるということになります。
ただ、一夜限りの浮気の場合は、実証するのが難しいので、本人が口を割らない限りは、それを理由に離婚をして、慰謝料を貰うというのは難しいでしょう。
これだけの割合で、浮気をしているのであれば、あなたが「夫の様子がおかしい」「妻の様子がおかしい」と思った時は、「でも気のせいだよね」と楽観視せずに注意深く観察して見てください。
浮気をして態度が変わるというのはよくある話です。例えば、最近お洒落になったとか、若作りをしているとか、服のセンスが変わったとか、家にいる時は家族サービスが増えたとか、家に帰ってくるのが遅い日が増えたとか…。浮気の可能性がある行動というのは、意外と多くあります。これらをすべて行っているということはなく、その人の性格によってさまざまですので、「いつもと違う何か」を見つけたら要注意と思っておきましょう。
浮気しているかもしれない。そう思ったら、あなたはどうしますか?
直接相手に聞きますか?それとも親に相談?友だちに相談?
どれも不正解です。浮気をしている証拠がなければ、相手が認めることはほとんどありません。どんなに仲のいい夫婦だったとしても、「浮気しているの?」という言葉一つで、家庭内での関係にひびが入ってしまうことだってあります。相手が本当に浮気をしている場合は、あなたのその一言で浮気相手とはしばらく会うのを控えようとしたり、浮気相手と会う時は厳重な注意を払おうとしたりして、浮気の証拠をつかむのが困難になります。反対に、相手が浮気を本当にしていなかった場合は、信用されていないのかとショックを受け、「浮気しているの?」という一言がなければ円満だった家庭が壊れてしまうというケースも。
つまり「浮気しているの?」という言葉は、どちらにしても悪い結果しか生まないということです。本人に聞いて確かめたくなる気持ちもわかりますが、まずは外堀を埋めることを一番に考えましょう。
また、親や友だちに相談するのもリスクがあります。その人たちが正しいアドバイスをする人であればいいのですが、間違った方向にあなたを導くこともありますし、人に話すということは、それだけ周りに広がるリスクも高くなるということを忘れてはいけません。どんなに口が堅くて信用できる相手だったとしても、場面を変えてぽろっと言ってしまう可能性はゼロではないということを忘れないようにしましょう。
それでは一番いい方法は、何なのかと言うと、まずは相手の一週間のスケジュールや行動パターンを把握することです。
ここで探偵に相談をするというのが入ると思った方もいますが、まだ探偵に相談するのは早いです。探偵に相談をすることで、本当に浮気しているかしていないかの真実を暴くことはできますが、「あの人の行動がおかしい」と思っただけで依頼をすると、時間がかかったり費用が高くついたりする可能性があります。
探偵に相談をするにしても、事前に情報があった方が調査はしやすいというのが本当のところです。
浮気調査を探偵にしてもらうんだから、全部探偵が調べればいいことだと思って依頼をされる人もいます。確かに、どんなに情報が少なくても、本人の写真と名前、会社名、会社の住所、車に乗っているならナンバーが分かれば調べることはできますが、他にも情報があったほうが調査料金を抑えることができるので、依頼人にとってもお得です。
事前の情報として、あったらいいものとしては、先ほども出しましたが調査対象の一週間のスケジュールです。いつも帰ってくるのが遅い曜日があるのであれば、その日に浮気をしている可能性は高いですし、決まった曜日がなくても今日は残業で遅くなるとか、出張が入ったとか、理由を付けて帰るのが遅くなる日があるということがわかっていれば、そういったことを話してもらうだけでも、探偵が調査をする日を決めやすくなるのであると嬉しい情報です。
その他には、対象者の性格(几帳面かどうか、勘が鋭いかどうかなど)や、もし浮気相手として怪しい人がいるのであれば、その人の写真や名前、住所もあると調査もスムーズに進められます。
もちろん、そういった情報はなく、ただ怪しいというだけで浮気調査を依頼してくるのでも問題はありません。その場合、依頼人と密に連絡を取り合ったり、対象者が浮気相手と会いに行きやすいように依頼人に嘘の情報を対象者に伝えてもらったりすることもあります。
というように、探偵に浮気調査を依頼するのであれば、依頼人自身もある程度動かなくてはいけないということを覚えておいてください。丸投げでも調査はできますが、調査費用が高くなってしまうので、おすすめはできません。
また、探偵に調査を依頼する前に、ご自身で尾行して証拠写真を撮ろうとするのもやめましょう。配偶者が跡を付けるのは法的には問題はないのですが、バレてしまうと対象者の警戒心を強めてしまうので、その後に探偵に依頼をしても対象者が浮気相手と会わなかったり、尾行を巻こうとしたりするため、プロの探偵でも調査の難易度が上がってしまい、証拠をつかむことができない場合があります。
調査は探偵に任せて、事前の情報だけはわかる範囲で集めるようにすれば、浮気調査を探偵に依頼をして失敗をすることはないでしょう。
「あの人の行動がおかしい」と思ったら、ぜひ一度ご相談ください。