2020-06-01
第111回:《相談》探偵への相談から調査報告書を受け取るまで
日本の非常事態宣言もようやく全都道府県で解除されましたね。これまで自粛ムードだったのも少しずつ緩和され、人々も動き出すようになっていくでしょう。
これからも第二波、第三波が来る可能性もあるので、今までの生活が一気に戻ってくるという事はありませんが、気持ち的には開放感を覚える人も多いはずです。
3月下旬から5月にかけておとなしくしていた人たちも、そろそろ今までのように行動を開始しようとする人も増えてくるでしょう。自粛中も変わらず外で仕事をしていた人たちにとっては、普段と変わらないように逢瀬を交わしている人もいたかもしれませんが、出社が減っていた人にとっては行動が制限されていて浮気もちゃんとできなかったという人もいます。
実際、東京のラブホテル街は普段なら満室になる時間帯でも、比較的すいているところもあったり、大手のラブホテルは自粛をして閉めているところもありました。
コロナに対しての考え方の違いで不倫相手との間で揉めて別れてしまった人もいるかもしれませんが、コロナに対する考え方が一致し、お互いにお互いが大事だという認識を募らせている不倫カップルもいます。
そういう人たちは、これまで会えなかった分、お互いに対しての欲望が膨れ上がっているため、普段よりも濃密な時間を過ごすようになる可能性があります。
自粛期間中は家にいてくれたから、もう不安はないと安心してはいけないのが、やはり不倫問題。6月以降、帰りが遅くなることが増えたり、日中にどこかに出かけるようになるかもしれません。
そこで、改めて探偵への相談から調査報告書を受け取るまでの流れをおさらいしたいと思います。
うちに限って探偵に相談するようなことはないと思っていても、何が起こるかわからないのが日常です。とくに不倫問題は根深いものです。
実際に男性で1度でも不倫をしたことがあると答えた人は全体の約7割(女性の場合は約3割)という数字も出ていますので、
「うちの旦那に限ってないわ」
というのはほとんどの場合意味をなさないでしょう。
大抵の人は浮気をしていると思った方が無難です。ただし、浮気をしていると言っても一過性のものもあれば、継続して何年も同じ人と不倫を繰り返しをしている人もいるので、後者の場合が要注意といえます。
そう考えると、探偵に相談をする事なんてこの先も絶対にないなんて言いきれるでしょうか?
夫の場合は2人に1人以上の割合で浮気をし、妻の場合は3人に1人未満の割合で浮気をしているわけです。浮気は他人ごとではないという事ですね。
探偵に相談をしなくてはと焦る前に、普段からどうやって相談をすればいいのか、どういう手順で行うのかを知っていれば、いざという時に安心できるのではないでしょうか。
探偵への相談の流れを簡単に言うと、
まずは探偵事務所探し⇒無料相談(メール・電話・対面)⇒見積もり⇒契約⇒探偵からの中間報告⇒調査報告書が渡される/調査完了
となります。
相談する側として一番大事なところは最初の「探偵事務所探し」と「無料相談(メール・電話・対面)」です。
ここでの判断を間違えなければ、後は信頼のおける探偵から調査報告書を受け取り、その後裁判にかけるのか、それとも和解に持ち込むのか等を自分で決めることができます。
探偵事務所探しについてのポイントは、
・家から近い場所
・HPで探偵業の届出を確認できること
の2点です。
探偵事務所は検索をしてみるとわかるのですが、非常に多くの探偵事務所があります。2点のポイントに絞ってみても、かなりの数の探偵事務所がヒットするでしょう。その時は、HPの好き嫌いで判断するのもいいと思います。
次の無料相談でのポイントは、
・不信感はないか
・不信感を覚えてもそれに対して払しょくしてくれるか
・(電話の場合)相手の声に信頼感があるか
・親身になって話を聞いてくれるか
・契約を無理に進めてこないか
・HPに書かれている場所に探偵事務所が存在するか
・(対面の場合)事務所に探偵業の届出があるかどうか
の7点です。
とくに対面で会う時には、その探偵に対しての好き嫌いで判断するのも一つの判断基準になります。
好き嫌いを判断基準にするのは違うと思っている方もいるのですが、探偵といえどもあなたが世間には秘密にしておきたいようなことを相談する相手です。そう考えると、あまり好きではないタイプの人に相談をしたいとは思わないですよね?
一般の方が思う以上に、探偵の数は非常にたくさんいます。探偵も人間ですから、あうあわないがあって当然のことと思うようにしましょう。
洋服を買いに行くときに、近寄ってくる店員さんが苦手なタイプの人だったら、そのお店に欲しい服があったとしても買わないですよね?それと同じことです。
探偵だから好き嫌いで判断をするのは違うと思う必要はありません。
探偵への相談の流れの3つ目の「見積もり」これは、1社しかとらない人が多いのが探偵業界です。理由としては、見積もりはある程度詳しい話を探偵にしないと正確な金額が出てこないため、世間に知られたくない話を何人もの人に話したくないからというのが理由にあります。
確かに、人に知られたくないから、誰にも相談ができず、秘密を守ってくれる探偵に相談に来ているのですから、その気持ちはわかります。ですが、探偵に相談をするのが初めてという人ほど、見積もりは2、3社でとるようにしましょう。
探偵事務所は大手から個人まで様々な規模の会社がありますが、値段のつけ方は事務所ごとに異なります。統一されたものではないということを覚えておいてください。
もちろん値段が高い低いだけで判断できない部分もあります。
A社は50万円で、B社は70万円だったので、B社が高い事務所何打ではなく、B社の方が調査員の数を多く使っていたり、最新の機材を使っているという可能性もありますので、どんな調査をするのか、調査員は何名使うのか、その上で見積金額はいくらになっているのかを総合的に見て判断するようにしましょう。
ただこういったことも、1社しか見積もりをしていないと比較ができないので、探偵に相談をしたことのない人は2社以上の見積もりをしてください。
あとは、探偵からの中間報告と調査報告書を受け取るだけです。
探偵に相談をするようなことは起きないと思わずに、いつ何があるかわからないと身構えておく方が、いざという時に落ち着いて探偵事務所を探すことができますよ。