2023-04-18
第209回:気持ちに余裕がなくなっている時が危険
2023年4月18日
浮気をする人、誰かに嫌がらせをする人、人には言えないようなものに手を出してしまう人。世の中には色々な人がいます。そして、そういうことをしてしまう人たちに対して、「なんでそんなバカなことをするんだろう?」とあきれている人もいるのではないでしょうか。
常習犯になっている人は別ですが、それ以外の人は、浮気をすることも、嫌がらせをすることも、人には言えないようなものに手を出してしまうことも、どうしてしてしまうのか理解できないと思っているものです。そのため、自分がすることになるとは全く考えていません。
ですがそれは、日常をただ過ごしている時だからこそ、そう思えるものです。平穏な日常というのは、結構簡単に壊れてしまいます。今の情勢であれば特にそうでしょう。またストレスもたまりやすい世の中です。理不尽な扱いをされたり、理不尽に追い込まれたり、ちょっとした事の積み重ねで重みに押しつぶされてしまったり。
そうやって気持ちに余裕がなくなった時に、忍び寄ってくるものがあります。例えば不倫。結婚をしているのであれば、配偶者以外と関係を持った時、非があるのは完全に自分です。冷静な頭で考えれば、当たり前のことなので、積極的にしようとする人は少ないでしょう。
せいぜいキャバクラに行ったり、ヘルスに行ったり、ガールズバーに行ったりするぐらい。この程度であれば、軽い浮気に捉えてもらえますし、ホテルに行ったわけでもないので、とがめられても「別にこれぐらいいいだろ」と言えてしまいます。
ですが、これが精神的に追い詰められている時だと、普段はかわせる異性からの誘いに乗ってしまったり、むしろ自分から異性に声をかけてしまったり、社内の異性に声をかけてしまったり、身近な人に声をかけてしまったり……ということがゼロではなくなってしまいます。
また、自分が精神的に追い込まれていなくても、相手が追い込まれている状態で、さらにその日たまたま配偶者とちょっとしたケンカをしていて家に帰りづらいという時に声をかけられてしまうと、まっすぐ家には帰らずにちょっと寄り道を……というのから、ホテルへ。ということも往々にしてあります。
1回だけの浮気であれば、中々浮気の証拠というのは残りづらいもののため、バレない可能性は高いのですが、浮気をしてもバレないということがわかると、またもう1回してみたいと思うのが、人間の弱さです。
むしろ1回目の浮気の時に、配偶者から「なんかいつもと違うんじゃない?」と鋭い言葉を浴びせられた方が、2回目の浮気には行かない可能性が高まります。浮気はしてはいけないことだとはわかっていても、バレなければセーフだという考えがあるからこそ、そういう行動をとってしまうのだと思います。
そして、一度男女の関係になってしまった人同士は、男女の関係になる前の関係には戻れないものです。仲のいい友人だったのに、1度のホテルで終わったのであれば、二人で会うこともしばらくはないでしょう。ただ、何かの拍子に、しばらくたってから会うと、再びホテルに行くような空気が流れてしまいます。その時に、理性を保てるかどうかが問題です。
つまり、浮気や不倫というのは、1度でもしてしまえば、何度もしてしまうものということです。以前までは、浮気や不倫をする人の気持ちがわからないと思っていた人でも、経験をしてしまうと後戻りができません。
1度でも浮気をしたことがある人と、1度も浮気をしていない人では、同じ人でも意見が変わるものです。そのため、浮気や不倫を絶対しそうにない相手と結婚をした場合は、結婚当初に浮気や不倫についてどう思うかを聞き、最近何か怪しい気がすると思った時に再びその質問をしてみるといいでしょう。同じ答えであれば、浮気や不倫はしていない可能性が高いですが、答えが変わっていれば、浮気や不倫をしている可能性は高いと言えます。
人が心の余裕を失った時にする行動は、不倫だけではありません。ちょっとしたことで、周りの人の行動が煩わしくなり、普段は言わないような暴言を吐いてしまったり、パワハラまがいのことをしてしまうこともあります。
たとえ自分を追い詰めてきた人が相手だったとしても、嫌がらせをしていい理由にはなりません。もし、相手から訴えられてしまえば、自分が不利になってしまいます。自分の行動を、自分で止められなくなっている時には、周りに泊めてもらうように事前に言っておきましょう。
そして一番問題なのが、人には言えないようなものに手を出してしまうことです。これは、薬関係です。
不倫や嫌がらせ行為も十分に問題ですが、薬は別格です。刑法でしっかりと罰せられるものですので、1回でも吸ってしまえば、その傷は一生つきまといます。
ただ、不倫や嫌がらせと違って、薬を手に入れることは滅多にないだろうと思っているところが問題です。薬をしたいと思っても、薬の売人とどうやって出会ったらいいかがわからないという人はいるかもしれませんが、実際には身近に売人や顧客がいたりします。
誰から見てもわかりやすく落ち込んでいると、売人や顧客が近寄ってきて、「気持ちをあげてくれる方法を知っているんですけど」とささやいてくることも。薬とは言わず、元気になれる煙だったり、お菓子だったり、錠剤だったり、言い方は様々。渡されたものが薬とは思わず、その世界にはまってしまうという人も中にはいます。
薬はタバコと同じで癖になってしまうものです。初めは精神を安定させるために頼っていたはずが、だんだんとそれがないと不安になってしまうという風に変わっていきます。ただ、それを吸っていることを周りにはバレてはいけないことは理解しているので、周りの人から止められる可能性も低く、気が付いた時には中毒になっていることも。
こういった時に助けになるのが、家族です。家族仲が良くなかったとしても、家族が一番家族のことを理解できる存在です。もし、最近の様子がおかしいと思ったら、探偵に相談をしてみて下さい。本人を問いつめて答えてくれるのであればそれが一番ですが、物的証拠がない限り口を割らない可能性もあります。
家族が最近おかしいと思ったら、探偵に相談をし、早期発見をしてまっとうな道に戻してあげて下さいね。